しろけの備忘録ブログ

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紀行 〜2月の沖縄県は穴場シーズンかも? @那覇/糸満/首里城〜 2日目

1日目&目次はこちらから↓

shiroke.hatenablog.com

 

2日目は糸満首里に足を伸ばした。

沖縄MaaS

とその前に、OToPaでバス乗り放題のデジタル乗車券を購入した。便利なアプリで、ほとんどの路線バスに乗れるパスだ。さらにゆいレール乗り放題が含まれているパスもある。3000円/日だが、バスで郊外に足を伸ばしゆいレールに何回か乗れば元を取るのは難しくない。
バスが地域限定のICカードのみ対応となっている沖縄において、キャッシュレス社会に慣れた観光客が現金でバスに乗るのはいささか煩わしさを感じてしまうので大変ありがたい。JTB沖縄が主導して開発してくださった感謝!
乗降で慌てている時にQRコード読み取りでやきもきしてしまうので、乗降時に必要なアプリ操作や画面遷移がもう少し早くなってくれるとなお嬉しい。購入時にもメアド認証を20回くらい連発してしまった。

www.okinawapass.com

 

沖縄本島の南端 糸満市

糸満市豊見城(とみぐすく)市を挟んで那覇より南に位置する地域で、沖縄本島の南端に位置している。那覇市からバスを乗り継ぎ1時間前後(糸満のどこに行くかにもよる)である。

沖縄本島の主に南部で激しい戦いが繰り広げられた、WW2の沖縄戦の戦跡が残る街だ。

元々、戦跡に興味があったのでこの地域を前々から訪れてみたく、
今回の旅ではひめゆりの塔/資料館を訪れることにした。

ひめゆりの塔は平和記念資料館の敷地の中にある。大戦時の地下壕の後ろに建てられた、姫百合学徒出陣で犠牲となられた方々の銘板だ。地下壕は覗き込むことができ、こんなところに野戦病院があったのかと思うと戦禍のリアルで言葉を失う。

ひめゆり」とは那覇市安里にあった「沖縄師範学校女子部」と「沖縄県立第一高等女学校」の愛称で、生徒・教師240名が看護要員として動員され、そのうち136名が犠牲となられた。

この2校は同じ敷地にあり、難関を突破し入学した女学生たちが通う学び舎となっていた。中でも教師の道を志望する女学生が師範学校の方に進んでいたようだ。

ひめゆりの学徒たちは看護要員として動員された。出陣前は「病院だし攻撃されることはないだろう」と考えていたようだった。
だが沖縄戦での米軍の攻撃は苛烈で、住民など非戦闘員の被害を厭わない攻撃スタイルであった。(軍事的な)標的の周辺に住宅などがあったとしても、攻撃をためらうことはなかったようだ。

戦闘が始まると、食事や身の回りの時間など取れずにひたすら看護に時間を費やさざるをえなかった。
集団自決となってしまった学徒もおられたようだが、一方で極限の状況のなか連合国軍へ投降し身柄を保護された学徒もおられた。投降後、米軍は食事などを保障してくれたようで、犠牲者への申し訳なさを抱えつつも孤児院などで働いておられたようだ。

本資料館ではそうした彼女たちの生存者の語り継ぐ声を聞き、沖縄戦のリアルを知ることができる。

祈りを捧げ、その場を後にする。

 

那覇へ帰還

那覇へ戻るバスの車中で沖縄らしいものを食べたいと、GoogleMapを検索していた。

調べているとA&Wなるローカルチェーン店がヒットした。

帰りのバスのルートの沿線にあった、A&W那覇金城店で一足早いランチとした。

A&Wバーガーセットでドリンクはルートビアにした。

(食べ始めですみません🙇)

バーガーはとろけるチーズが美味しく、ルートビアはハッカのツンとした風味がクセになる味わいだった。
ルートビアをおかわりすれば良かった(おかわりシステムを知らなかった残念)。
台湾の黒松沙士に近い味なので、このジュースが好きな人はぜひ両方とも飲んでみてほしい。

ja.wikipedia.org

 

奥武山公園に佇むお宮

ゆいレールで一駅行くと、奥武山公園(おうのやまこうえん)という駅がある。ただ公園といっても運動公園とか球場とかに近いスポットだ。

その中に、沖宮というお宮がある。小高い丘になっており、那覇市が見渡せるような場所だった。

首里城公園へ

参拝後はゆいレール首里城公園を目指す。壺川駅から20~30分弱で首里駅に着いた。平日だったので車内はあまり混雑していなかった。

首里駅から15分くらい歩くと、旧守礼門に着く。
最短ルートは起伏が大きいので足腰をケアする場合は迂回しよう。

このルートの中で見晴らしの良いところがあり那覇市街を一望できる。

 

そこからしばらく歩くと着く守礼門は荘厳だった。複数の門で中国の使者を手厚く迎えていたそうだが、その初めの門とのことだ。

入場券を購入し、いざ首里城本殿へ。といっても数年前に火災で本殿が焼失してしまっていたが、現在は「見せる復旧」ということで当時の工法で本殿を復旧している様子を観光客にも公開している。
復旧中の本殿は3階建の仮設の作業場で覆われており、本殿の内部構造や職人さんたちの作業風景を間近に観ることができる。これはこれで今しか見られないので貴重だと思う。
文化財そのものはもちろんだが、文化財を作ることができる技術も見えない文化財だと思った。入場料もぜひ復旧に役立ててほしい。

そもそも、首里城公園は本殿以外にも多数の見所がある。ほかのグループ客から「本殿のない首里城公園に来る意味()と思ってたけど全然すごいわ(意訳)」と聴こえてきたが筆者も全面的に同感で、
むしろ復旧過程を見せてくれている今行くべきスポットであると訪問後改めて思った。

本殿以外ももっと知られて良いし、復旧工事のことももっと見所として知られて良い。

ちなみに、ゆいレールの有効な1日乗車券を持っていると団体料金に割引されて入場が可能だ。

 

夕飯

少し早めの夕飯だ。混雑を避けられるのですっかり味を占めてしまった。

今日はサウザンステーキを尋ねた。

ステーキとタコライスのセットを注文した。これで1500円行かないくらいだったと記憶している。

ステーキはやはり美味しく、さすが沖縄だと思った。
タコライスには辛味と酸味のあるソースがかかっていた。ケチャップだと思っていたがいい意味で裏切られた(笑)。
このソースの存在を知らなかったので、初めのうちは何だろう初めての味と思っていたが、後で調べるとハイサイソースというソースだった。タコライスにはハイサイソースで決まり!と思うほどには美味しかった。
タバスコをケチャップ状にした感じです。

そのあとは県庁前のショッピングモールで定番のブルーシールのアイスクリームをいただき投宿。爽やかな甘さを感じられた。

(2024/3/9追記)ブルーシールパレットくもじ店では、ゆいレールの1日乗車券を提示するとシングルの料金でダブルをいただけるという情報あり

 

3日目の記事はこちらから:

shiroke.hatenablog.com