しろけの備忘録ブログ

アラサーITエンジニアが何かしらのネタを書き殴るブログ

国際情勢

アメリカと欧州は、なぜ反目するのか。日本人が見落としがちな「米欧の違い」

※本稿は2026年5月時点で確認できる公的資料、国際機関資料、主要報道等をもとに執筆しています。 日本ではよく「欧米では」「欧米型では」という言い方をする。だが、アメリカと欧州、特にEUは、実はかなり違う。 もちろん、米国とEUは同じ西側陣営に属して…

地上侵攻が来ない戦争でも、イランは親米化を避けられない

イランは長い年月をかけて、「首都を叩かれても戦争を続けられる国」を作ろうとしてきた。2月28日の米・イスラエル攻撃でアリ・ハメネイ師が死亡し、3月1日にイラン国営メディアもそれを確認したあと、外相アラグチは「Decentralized Mosaic Defense」という…

イランは本当に「地上軍が来るまで折れない」のか――日本は空爆と海上封鎖で降伏した

※2026年3月7日時点の公開報道を踏まえて書いています。 (Reuters) アメリカとイスラエルがイランに対する大規模な軍事行動を始めてから、ほぼ1週間が経った。トランプ大統領は「無条件降伏」を要求し、戦争はすでに中東全域を揺らす地域危機へと拡大している…

イランの例に見る、正しさの国の持つ危(あやう)さ

2026年に入ってから、イランの抗議運動は一段と激しさを増し、当局の弾圧もまた苛烈さを増している。抗議は2025年12月末に始まり、経済状況への不満から政治体制そのものへの異議へと拡大したと報じられる。これに対し当局は、拘束の拡大や通信遮断など、強…

同じ反米左派なのに、なぜチャベスは愛され、マドゥロは米軍に拉致されたのか

2026年1月3日未明、米軍の特殊作戦でベネズエラのマドゥロ大統領が拘束され、ニューヨークの拘置所へ移送された。 トランプ大統領は「麻薬テロのボスを捕まえた」と勝利宣言。一夜にして独裁者は国外追放──衝撃のニュースだ。 でも、ふと疑問が湧く。 同じ「…

米国主導のベネズエラ石油再建で中国が得る意外な利益

ニコラス・マドゥロ逮捕という異例の展開と、米国によるベネズエラ石油産業への実質的関与。この出来事は「国際法」「主権侵害」という文脈で語られることが多いが、地政学的な視点から見れば、別の側面が浮かび上がる。 制裁解除と生産回復が実現した場合、…

李在明政権はなぜ実用外交を展開できるのか——冷戦後日韓関係の変遷と未来への展望

2025年6月、韓国に李在明(イ・ジェミョン)政権が誕生した。かつて反日的なスタンスで知られた李大統領だが、現在は「実用外交」を掲げ、日韓関係の改善に向けた現実的なアプローチを取っている。なぜこのような転換が可能になったのか。その答えは、韓国の…

革命防衛隊 vs 国軍:知られざるイラン軍内部の微妙なパワーバランス

2025年6月、イスラエル空軍がイラン領内の核関連施設やミサイル製造拠点を相次いで空爆した。通称「ライジングライオン作戦」と呼ばれるこの攻撃は、軍事的成果とともに思わぬ副産物をもたらした。それはイラン軍内部の「革命防衛隊」と「国軍(Artesh)」の…

金正恩体制が崩壊して最も得するのは誰なのだろうか?極東の未来を考えてみる

北朝鮮の金正恩体制が崩壊した場合、東アジア全体にどのような影響が及ぶのか。特に、親中政権が北朝鮮に成立した場合、日本と韓国の自由民主主義にどのような脅威が生まれるのかに焦点を当てる。 1. 金正恩体制崩壊の可能性とシナリオ 金正恩体制が崩壊する…

韓国非常戒厳令事件の考察と東アジアの胸騒ぎ

韓国で昨夜、尹大統領が非常戒厳令を宣布し、翌朝にはその解除を宣言するという異例の事態が発生した。この出来事は韓国国内外に衝撃を与え、多くの疑問と憶測を呼び起こしている。なぜ大統領が非常戒厳という極端な手段に踏み切り、そしてすぐに解除するこ…