きっかけ
去年、課の会議でフェルミ推定が行われていた。
上長が「コンセプチュアルスキル(概念化スキル)育成のため」として行っていたが、それがどうフェルミ推定と関連があるのかを考えてみる。
フェルミ推定とは
フェルミ推定について簡潔に紹介すると、
あるお題(例:東京23区内の待機児童数)が出されて、それを求めるというものである。
また、論理を展開する中で、それらの根拠がどれほど尤もらしいかを鑑みる必要がある。
が、上長曰く「問題は数が合っているかどうかよりも、どれだけ自分で考えることができたかが重要」とのことだった。
ここで、フェルミ推定の表面的なものしか理解していない僕には疑問が浮かんだ。
「数を求めるのに数が最も大事ではない、とは?」
抽象化思考との共通点
そこで、概念化スキルと大きな関係がある、抽象化思考について調べた。
すると、
「異なるもの同士をより大きな共通点でまとめる」
とのことであった。
まとめると、
フェルミ推定とは、限られた情報から尤もらしい要素を軸として論理を構成するもの
抽象化思考とは、背後に潜む共通点を見出して、物事を理解・思考すること
である。
フェルミ推定では、回答に大きく関与するキーとなる因子さえ正しければ、ほかはさして影響を与えないので、
思考に用いる情報量・時間を最小限に抑えつつ、最大の成果を得る
という共通点が伺える。
フェルミ推定の真の意味(仮説)
フェルミ推定には、尤もらしい論理を構築してただ単にお題を求めるのではなくて、
物事を構成している中核となる要因を決定して、それ以外の考慮するに足りない枝葉的要素を無視するスキルを培うために取り組むべきであると感じた。
最後に
異論があれば、ぜひご教示お願い申し上げます。